2010年07月01日

フォーラムの趣旨

かねてより、PTAは学校・家庭・地域の接点として、学校教育、地域の活性化に大きな役割を期待されてきました。
今回、円卓会議より「新しい公共」が宣言され、「PTAの活性化によるコミュニティ・スクール(「学校運営協議会」制度)への道」が提唱されました。保護者や生徒だけではなく、地域住民が参画し、学校運営から教職員の人事にまで意見を述べることが可能なコミュニティ・スクールを日本各地で導入、発展させていくために、PTAはさらに大きな役割を担うことが期待されています。一方、PTA活動に参加しにくい保護者、役員の選出など組織維持に苦労するPTAも少なくありません。そんな中、PTAが「新しい公共」をみずから体現し、地域とともに子どもの育ちと学びによりそう豊かなコミュニティを培うためには何が必要でしょうか。PTAが秘めた大きな可能性を引き出すための方策は?教職員にとっての望ましいPTAのあり方は?
「新しい公共」の地平を切り拓くPTA像を議論します。

子ども達1.jpg 子ども達2.jpg
写真:習志野市秋津コミュニティの子どもたち。撮影:岸裕司


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概要・プログラムなど

日時:
 8月7日(土)10時〜16時(開場9:30)
プログラム:(詳細)
1部:10時〜12時≫
○寺脇研・岸裕司・川端裕人・前川喜平より報告と発表
2部:13時〜16時≫
○宮澤美智子より報告と発表
○パネルディスカッション
 モデレーター:早川信夫
 パネリスト:寺脇研/岸裕司/川端裕人/前川喜平/宮澤美智子

会場:東京大学本郷キャンパス内 福武ラーニングシアター [座席数 200]
 地下鉄丸ノ内線本郷三丁目徒歩8分、東大赤門入って左20mの建物地下1階
 
参加費:500円(資料代)

主催:フォーラムPTAは「新しい公共」を切り拓けるか実行委員会 http://pta-forum.seesaa.net/

呼びかけ人:※呼びかけ人は随時追加中
  • 川端裕人
  • 岸裕司
  • 寺脇研
  • 吉田博彦 (NPO法人教育支援協会代表理事)
  • 宮崎稔 (学校と地域の融合教育研究会会長・島根県海士町教育委員会指導主事)
  • 前田学浩 (高知県南国市立稲生小学校PTCA前会長・同市立香長中学校PTA会長)
  • 小澤紀美子 (こども環境学会会長)
  • 青木信二 (神奈川県厚木市小中学校PTA連絡協議会元副会長)
  • 桐生庸介 (千葉県習志野市立秋津小学校PTA会長・同校学校運営協議会副会長)
  • 長堂和男 (沖縄県那覇市立銘苅小学校PTCA初代会長)
  • 太田直宏 (岡山市立宇野小学校PTA元会長・岡山YMCA総主事)
  • 早谷川悟 (さぬきおやじ連合代表・香川県社会教育委員)
  • 森川貞夫 (日本体育大学名誉教授・アジアスポーツ法学会会長)
  • 野澤令照 (仙台市教育委員会次長)
  • 榎谷佳純 (大阪府PTA協議会元副会長)
  • 石附弘 (日本市民安全学会会長)
  • 宮本照嗣 (市民参加まちづくりパートナー)
  • 濱野和人 (千葉商科大学非常勤講師)
  • 吉良浩明 (NPO法人ミレニアムシティ理事)
  • 藤尾智子 (学校と地域の融合教育研究会東北支部事務局長)
  • 藤野真一郎 (北海道恵庭市教育委員会・社会教育主事)
  • 渡辺喜久 (静岡県富士宮市立芝川中学校長)
  • 高野孟 (ジャーナリスト、ザ・ジャーナル主幹)
  • 佐藤晴雄 (日本大学教授)
  • 小国喜弘 (早稲田大学教授)
  • 井上諭一 (北海道枝幸町教育委員会・社会教育主事)
  • 川崎末美 (東洋英和女学院大学教授)
  • 油谷雅次 (大阪府貝塚市社会教育委員)
  • 佐藤正昭 (青森県教育委員会元教育長・青森公立大学副学長)
  • 豊福晋平 (国際大学GLOCOM 主任研究員・准教授)
  • 亀田徹 (株式会社PHP総合研究所・教育マネジメント研究センター主任研究員)
  • 小澤敏男 (連雀学園三鷹市立第四小学校夢育コミュニティ 学校運営協議会会長)
  • 島野浩二 (NPO法人夢育支援ネットワーク理事長)
  • 濱砂清 (一般社団法人SINKa 代表理事) 
  • 伊藤益子 (杉並区立小学校PTA連合協議会元副会長・杉並区立中瀬中学校PTA会長)
  • 風間ゆたか (世田谷区議会議員・文教常任委員会委員)
  • 木村歩美 (学校法人篠原学園 篠原学園専門学校こども保育学科 専任講師・こども環境学会理事)
  • PTA問題について考えるサイト"Think! PTA!"有志 (柳下玲優・FJN・猫紫紺・とまて)
  • 山ア祐美子 (練馬区男女共同参画推進懇談会委員・練馬区青少年委員)
後援:こども環境学会・学校と地域の融合教育研究会・NPO法人教育支援協会

協賛:太郎次郎社エディタス・大月書店・学芸出版社・岩波書店・中央公論新社・PHP研究所・講談社

連絡先:
〒113-0033 東京都文京区本郷1-30-16-402 (株)パンゲア・岸裕司
TEL:03-5689-5711
FAX:03-5689-5710
E-mail:pangea@pb3.so-net.ne.jp
※事前申込ご希望の方は、8月4日までに“参加希望の方全員のフルネームとお住まいの都道府県”を添えて、メールにてご連絡ください。
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登壇者プロフィール

早川信夫 氏
早川 信夫
NHK解説主観(教育・文化担当)
1953年福島県生まれ。東京大学経済学部卒業後、NHKに放送記者として入局。千葉、函館放送局勤務の後、報道局社会部、科学・文化部で主に教育・文化を担当。1994年「週刊こどもニュース」企画・創設。1997年解説委員。2005年解説主幹。NHKスペシャル「ヒト不足社会ニッポン」(1991年)、「学校を変えるのは誰だ」(2004年)に出演。現在はニュース解説「時論公論」等に出演。
寺脇研 氏
寺脇  研
京都造形芸術大学教授・元文部科学省審議官
1952年福岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、文部省に入省。広島県の教育長、大臣官房審議官、文化庁文化部長などを歴任。業者テストと偏差値による進路指導を追放し、「ミスター偏差値」の異名をとる。退官後も教育問題に精力的に取り組むかたわら、京都造形芸術大学で教鞭をとり、映画や落語の評論家としても活躍。NPO教育支援協会チーフコーディネーター、カタリバ大学学長を務める。
岸裕司 氏
岸  裕司
秋津コミュニティ顧問・習志野市立秋津小学校PTA元会長
1952年東京都生まれ。高校卒業後に社会に出る。秋津小学校PTA役員として千葉県初のコミュニティ・スクールや、総合型地域スポーツクラブの立ち上げに関わる。生涯学習コミュニティ=スクール・コミュニティ育てに尽力中。広告デザイン会社社長。埼玉大学・日本大学非常勤講師。学校と地域の融合教育研究会副会長、こども環境学会理事、千葉県生涯学習審議会委員兼社会教育委員。
川端裕人 氏
川端 裕人
作家・公立小学校PTA前副会長
1964年、兵庫県生まれ。千葉県育ち。PTAを扱った著書に「PTA再活用論──悩ましき現実を超えて」(中公新書ラクレ)がある。2009年から10年にかけて、ニュージーランド在住。世界的にもユニークな保護者や生徒が参画する学校理事会制度を実体験してきた。小説に「てのひらの中の宇宙」(角川文庫)「銀河のワールドカップ」(集英社文庫)ほかがある。
前川喜平 氏
前川 喜平
文部科学省 大臣官房 総括審議官
奈良県出身、東京大学法学部卒業後、文部省に入省。教育助成局教職員課長、初等中等教育局初等中等教育企画課長、大臣官房総務課長を経て、平成22年7月より現職。
宮澤美智子 氏
宮澤美智子
世田谷区立小学校PTA連合協議会元会長
千葉大学教育学部卒、科学技術庁勤務・退職、夫の転勤で長男と渡米。帰国後、目黒区で自主保育活動などに参加。 世田谷区立小学校・区立中学校PTA会長などを歴任。平成22年3月に放送大学院にてテーマ「保護者の主体的な教育へのかかわりとPTAの力〜保護者の視点から見た家庭・地域・学校の連携〜」で修士課程修了。


フォーラム関連書
コンクリートから子どもたちへ.jpg
寺脇研・鈴木寛●著
コンクリートから子どもたちへ
緊急出版、民主党で「教育」はどう変わるのか? 文部科学副大臣のスズカンこと鈴木寛とワッキーこと寺脇研が鋭く迫る「これからの教育」。【付録】民主党【日本国教育基本法案】及び解説
四六判・256頁/本体1500円+税/ISBN978-4-06-216169-5/講談社
PTA再活用論.jpg
川端裕人●著
PTA再活用論−悩ましき現実を超えて
もはや機能を失ったかに思えるPTAだが、父母と学校をむすぶ公的な機関として存在しつづけている。そのPTAの現状や、どう変わってゆかなければならないのか。大変化期を迎えた公教育の一断面を鋭く突くノンフクション。
新書判・240頁/本体780円+税/ISBN978-4-12-150294-0/中央公論新社
バカ親、バカ教師にもほどがある.jpg
藤原和博●著・川端裕人●聞き手
バカ親、バカ教師にもほどがある−子ども化する大人たち
「先生がうちの子を起こして!」「キモイから担任を替えて!」「教師の私にたてつく気か!」……モンスターと呼ばれる<親と教師の壁>。
新書判・224頁/本体720円+税/ISBN 978-4-569-69946-2/PHP研究所
「パパ権」宣言.jpg
川端 裕人・岸 裕司・汐見 稔幸●著
「パパ権」宣言!―お父さんだって子育てしたい
オヤジの居場所がない地域やPTA、根強いジェンダー意識。父親の子育て参加を阻む社会に対して、それぞれのフィールドで活躍する3人の父親がみずからの体験をもとに語りあう、もうひとつの男の生き方マニフェスト。
四六判・並製・187頁/本体1300円+税/ISBN978- 4-272-41172-6 /大月書店
学校開放でまち育て.jpg
岸 裕司●著
学校開放でまち育て−サスティナブルタウンをめざして
東京湾の埋立地のニュータウン秋津は、小学校の機能と施設を住民と協働・共有するユニークな地域。「子縁」でつながり、学校を拠点に少子高齢化によるまちの衰退に抗し、いかに次世代育ちを実現してきたのか、その実践を公開。
四六判・並製・224頁/本体1900円+税/ISBN978-4-7615-1236-1/学芸出版社
学校を基地にまちづくり.jpg
岸 裕司●著
学校を基地にお父さんのまちづくり−元気コミュニティ! 秋津
「できる人が、できるときに、無理なく、楽しく!」お父さんたちが飼育小屋やごろごろ図書室を手づくりで。余裕教室を開放し、大人も楽しむコミュニティ・ルームに。学校と地域が融合した21世紀のまちづくりの本。
四六判・上製・208頁/本体1800円+税/ISBN978-4-8118-0650-1 /太郎次郎社エディタス
「地域暮らし」宣言.jpg
岸 裕司●著
「地域暮らし」宣言−学校はコミュニティ・アート!
学校が「地域のヘソ」になった! 人的ネットワーク、施設活用、プログラム、そのすべてで先駆的実践を築いた習志野市・秋津コミュニティ。教師も親も子どもも楽しく、持続可能な方法で。その秘訣と実例を惜しげなく公開。
A5判・並製・240頁/本体1900円+税/ISBN978-4-8118-0712-6/太郎次郎社エディタス
中高年パワーが学校とまちをつくる.jpg
岸 裕司●著
中高年パワーが学校とまちをつくる
大人が「小学校に通う」習志野市秋津。手が足りない、空き教室がある、友達が欲しい……。学校と地域双方にメリットを生む「学社融合」の秋津モデル。子どもがいない人も高齢者も、学校とかかわることでイキイキ地域に再生。
四六判・並製・172頁/本体1600円+税/ISBN978-4-00-023832-8/岩波書店
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提言

提言:「新しい公共」の中でのPTAのあり方。そして、学校運営協議会との関係について


◎保護者と教職員は――

  • PTAが、保護者と教職員が相互に資質を向上するための社会教育関係団体であり、入退会自由の任意の団体であるとの自覚を、まずしっかりともち、会員であることのメリットを最大限活かしましょう。

  • 学校主催の保護者会をPTAの会合と混同する場合が多いようです(特に保護者会員は)。たしかに、年度初めの役決めや、PTAの各種連絡が、保護者会の時に一緒に行われることが多いので、混同するのも無理はないんですけどね。でも、区別しておくのは意外と大事。

◎各学校のPTAは──

  • 加入を義務ではなく機会と捉え「やりたい人がやりたい時」にできる仕組みにしたいなあ。入退会の自由は当然のこととして、できない人ややりたくない人の意向も尊重し、同時にやりたい人の参画機会を拡大したいなあ。

  • 会員である保護者や教職員に元気とやりがいをもたらす団体になれるなら最高。結果として「子どもの元気」に還元できるからね。

  • まずは自分の子の学校関連の活動を大事にしよう! 悩みや問題は常に現場にあるからね。P連や地域、行政などとの連携は、その後で検討。「連携」にばかり労力を吸い取られ、自分の子らのことがお留守になってしまったら本末転倒ですから。それゆえ、PTAがかかわる「連携」は、会長や役員以外の代理出席を認めたり、ゆるやかなネットワークであってほしいな。

  • PTA会長が学校運営協議会への参加を要請されたら、「PTA会員を含む保護者全員から募ってください」と言ってみよう。その上で、学校のガバナンスに自信があったり、興味のある会長さんなら、自分も立候補しよう!

◎PTCAへの展開は──

  • 地域の人たちにも門戸を開きPTC(Community)Aを目指す事例が増えているようですね。保護者会員、教職員会員の他に地域会員がいて、お互いに学びあい、成長しあえるのは素晴らしいです。この場合も、入退会の自由を当然のこととして、意欲ある人の参画機会として発展すれば、その地域には学校を中心にした新しい公共の花が咲くにちがいありません。

  • PTCAにも、PTA同様、「肌に合わず」参画したくない人がきっといます。PTCAとは別のルートで、子どもの学びと育ちに寄り添い自らも学びたい人も。既存のPTAもPTCAも、そういった人たちとお互いに尊敬しあえる関係を樹立する努力をしたいなあ。

◎市区町村・都道府県のPTA連合、および日Pは──

  • 個々の学校のPTA支援を第一にしてほしいなあ。PTAの正常な運営のために、ヘルプデスクなどを設置して、運営に悩む役員だけではなく、PTAを重荷に感じる人、PTAに悲鳴をあげている保護者の援助も行ってくれたら素敵! きっとできるはず!

  • いろいろな信条の人が入っている会なのだから、政治的なことは会員すべてにはかってほしいなあ。

◎各学校・教育委員会・教育委員会事務局・文科省、その他の行政当局は──

  • 保護者代表というと、すぐにPTAと連想するのをやめましょう。PTAには、非会員の保護者が含まれないし、教職員会員もいるのだから。PTAを苗床にして「人材」は育つかもしれないけれど、PTA自体を保護者代表というのには無理があるからです。

  • 学校運営協議会の保護者枠もPTAの充て職にするのではなく、広く保護者全体になげかけてもらえたらいいなあ。PTAが上部団体に加盟している場合は、特に忙しすぎますし。PTA会長や役員に学校ガバナンスへの参画を要請しても、それに応えられるのは少数で、出された意見を追認するだけで終わってしまうかもしれませんよ。それでは、ガバナンス、とは言えませんよね? それに、保護者全体に門戸を開けば、学校運営協議会への参画感が増すのもうけあいです。

  • 学校運営協議会の規則をつくる教育委員会は、協議会委員に、法律上は可能な「生徒(中学以上の場合)」を加えてほしいなあ。ニッポンは、「子どもの権利条約」を批准しているのだから「子どもの意見表明権」が、学校ガバナンスの現場でも保障されると素晴らしいです!

2010年8月7日 フォーラム PTAは「新しい公共」を切り拓けるかに寄せて
首謀者一同(呼びかけ人代表): 川端裕人・岸裕司・寺脇研・吉田博彦
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会場・アクセス

東京大学本郷キャンパス内 福武ラーニングシアター [座席数 200]

アクセス:
地図地下鉄丸ノ内線本郷三丁目徒歩8分、東大赤門入って左20mの建物地下1階

ホール専用駐車場はございません。
来館の際は、公共交通機関をご利用下さい。
詳しくは、福武ホールのサイトアクセスのページ

※当フォーラムについてのお問い合わせは、会場ではなく連絡先までお願いします。


設備:
  • 座席には、1席ごとに電源、LANポートが設置されています。ノートパソコンなどを持ち込まれる際に、必要に応じて電源コードやLANケーブルもご用意ください。
    Fukutake.jpg

  • 会場内無線接続用のアクセスポイントを利用できます。
    無線LAN(SSID):Fukutakehall
  • 会場内で使える携帯電話は、ドコモのみです。他キャリアは、圏外になります。

当日の昼食について:
個人でお持込いただいたお弁当を会場内で召し上がっていただくことは可能です。
付属のカフェは20席程ですので、全員が入ることは不可能です
施設付近に、コンビニエンスストアや、学生さん向けの食堂はあるそうです。
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